賃貸物件の「ルームツアー動画→Instagram投稿→反響対応」を全自動化するAIエージェントを自社運用に導入 ― 図面と撮影素材から15秒で動画生成、投稿・コメント返信・DM送付までをGraph APIで一気通貫
動画制作の外注コストを月額約30万円削減、反響対応の工数を圧縮、担当者は接客・査定などの判断業務へ集中
株式会社PERVA(本社:東京都中央区/ITカンパニー)は、グループの不動産(賃貸)部門におけるSNS集客業務を対象に、ルームツアー動画の生成からInstagramへの投稿とコメント返信やDM送付までを一気通貫で担う本AIエージェント(AI社員)を開発し自社運用に導入しました。物件図面と撮影した素材動画を渡すだけでAI社員が完成動画を15秒で書き出し、キャプションを設定したうえでInstagramへ投稿し寄せられたコメントへの返信とDMの送付までを自動で行います。従来は動画制作を外部委託しており月額約30万円のコストが発生していましたが、本パイプラインでこのコストを削減し、担当者は接客や査定といった判断業務へ時間を割けるようになりました。


入力するのは物件の間取り図(左)と撮影した素材動画クリップ(右)の2点のみ。ここからAI社員が完成動画を自動で書き出します。
背景
賃貸仲介の現場ではInstagramをはじめとするSNSが物件集客の主要な入口になっています。一方で運用の負荷は大きく、物件ごとにルームツアー動画を用意してキャプションを付けて投稿し、寄せられたコメントやDMに一件ずつ対応しなければなりません。動画制作を外部委託すれば費用がかさみ内製すれば担当者の工数を圧迫します。反響が来ても即座に返信できなければ内見の機会を逃す原因にもなります。こうした反復作業と定型業務が本来注力すべき接客や物件査定といった判断業務の時間を奪っていました。

本AIエージェント(AI社員)が担う役割
1. 図面と素材から動画を生成し投稿まで実行する
物件図面と撮影した素材動画を渡すとAI社員が構成を判断してルームツアー動画を15秒で書き出します。生成される動画は9:16のリール形式で、InstagramのGraph API経由で公開する設計です。具体的には公開用の動画URLを指定してmedia_type=REELSでコンテナを作成し(POST /{ig-user-id}/media)、そのstatus_codeがFINISHEDになるまで確認したうえで公開エンドポイント(POST /{ig-user-id}/media_publish)にcreation_idを渡して投稿を完了。キャプションやサムネイル位置(thumb_offset)、フィード表示の有無(share_to_feed)もあわせて指定できます。この一連の処理に用いる権限はinstagram_business_content_publishです。

生成された縦型ルームツアー動画は、リール形式でそのままInstagramへ自動投稿されます(表示は投稿イメージ)。
2. コメントを検知して自動で返信する
投稿後に寄せられたコメントはGraph APIのWebhookで受け取ります。commentsフィールドの通知をトリガーにAI社員がコメント内容を解析し、あらかじめ定めたルールと文脈に沿って返信を生成して投稿。これにより内見希望や空室確認といった問い合わせへ担当者を介さず即座に一次対応できる状態を作ります。この処理に用いる権限はinstagram_manage_commentsです。
3. コメントを起点にDMを送付する
一次対応にとどまらずコメントを起点にした個別のDM送付までをAI社員が担います。Instagramのプライベートリプライの仕組みを用いてコメントの投稿者へsend_messageでDMを送付します(recipient_idを指定)。プライベートリプライはコメントから7日以内かつ1コメントにつき1回という仕様のため、AI社員が対象コメントと送付状況を管理して重複や取りこぼしを防ぎます。この処理に用いる権限はinstagram_manage_messagesです。
今後の展開
今回自社の不動産部門で確立したパイプラインを他の物件種別やSNS媒体へ横展開していきます。生成する動画のバリエーションやコメント・DMへの応答精度も継続的に高めていく方針です。あわせて当社が提供するAIエージェント基盤「VADO AI」との連携を進め、SNS運用の自動化を自社にとどめず同様の課題を抱える他業種の集客・接客業務にも応用できる形で提供していきます。
お問い合わせ先
株式会社PERVA ITカンパニー
TEL:03-6428-7357
MAIL:info@perva.co.jp
問い合わせ:https://perva.co.jp/contact