不動産業界の自計化を実現する自律型AIエージェントを開発 ― 人の仕訳を教師データとする機械学習モデルを導入し、科目・税区分の自動判定から仲介の複合仕訳提案まで継続的に高精度化
仕訳の判断業務を自動化し、使うほど精度が上がる継続学習で経理の属人化を削減。
株式会社PERVA(本社:東京都中央区/ITカンパニー)は、首都圏の不動産会社向けに未仕訳明細の勘定科目と税区分をAIが自動予測する仕訳支援システムを開発しました。会計データを取り込んだ段階でAIが仕訳の候補を提示し、賃貸仲介に特有の複合仕訳まで提案します。担当者が確認・修正した結果はログとして蓄積され次の予測に反映されるため、運用するほど予測精度が高まる継続学習型の設計です。
背景
不動産会社の経理では家賃や仲介手数料や管理費や敷金といった性質の異なる入出金が日々発生します。会計ソフトに取り込まれた明細は一件ずつ勘定科目と税区分を人が判断して仕訳する必要があり、件数が多いほど工数がかさみます。判断の基準が担当者の経験に依存しやすく属人化しやすい領域でもありました。
固定のルールだけで仕訳を自動化しようとすると会社ごとの科目の使い方や新しい取引先に対応しきれず、かえって手直しが増えます。運用しながら実際の仕訳を学び会社の癖に合わせて賢くなっていく仕組みが求められていました。

本AIの特長
1. 勘定科目・税区分をAIが自動予測
取り込んだ未仕訳明細に対しAIが勘定科目と税区分を予測して候補を提示します。過去の仕訳実績や摘要のパターンをもとに、家賃なら売上高、経費なら通信費や旅費交通費まで、明細ごとに最も確からしい科目を自動で割り当てるしくみです。担当者は一から科目を選ぶのではなく提示された候補を確認するだけで済みます。

2. 賃貸仲介の複合仕訳を自動提案
一本の入金を売上と立替金に分ける複合仕訳をAIが自動で組み立てて提案します。たとえば入金385,000円のうち後日のオーナーへの立替振込260,000円を立替金とし、差額125,000円を仲介手数料と判定したうえであるべき仕訳を分割して提示。手作業では手間のかかる分割をAIが下ごしらえするアプローチです。

3. 人の仕訳を教師データに、使うほど精度が上がる継続学習
このシステムの核が継続学習です。AIはまず教師データをもとに仕訳を予測し、担当者がその候補を確認して確定または修正します。確定や修正の結果は一件ずつログとして蓄積され次の学習の教師データになるため、使い込むほど会社ごとの科目の癖を覚えて予測精度が上がっていきます。AIは予測の根拠も人が読める言葉で示すので、担当者は内容を確認したうえで採用できます。対応する立替振込がまだ見つからないときは無理に断定せず提案を保留するため、あいまいな明細を誤って自動仕訳することもありません。




今後の展開
今後は予測対象の勘定科目や取引パターンを広げより多様な明細に対応していきます。予測した仕訳を会計クラウドへ登録するところまで自動化し、確認から記帳までを一気通貫でつなぐ機能も開発中です。不動産業で培った複合仕訳と継続学習の仕組みは、立替や分割記帳が発生する他業種の経理にも応用できる見込みです。当社が展開するAIエージェント群「VADO」との連携を通じて、経理のバックオフィス業務全体の自動化を進めていきます。
お問い合わせ先
株式会社PERVA ITカンパニー
TEL:03-6428-7357
MAIL:info@perva.co.jp
問い合わせ:https://perva.co.jp/contact