自社の採用業務にAIエージェントを実装 ― 候補者アプローチの定型作業をAI社員が代行、採用担当は判断業務へ
候補者アプローチという定型業務をAIエージェントが一気通貫で実行、採用担当は要件定義と選考という判断業務に専念
株式会社PERVA(本社:東京都中央区/ITカンパニー)は、自社の採用活動における候補者アプローチ業務を、AIエージェント(Claude Code/Claude Opus)で自動化しました。これは当社が掲げる「AIエージェントを実業務に溶け込ませ、人は判断に集中する」という思想を、まず自社の採用現場で実践したドッグフーディング事例です。
背景
採用活動のなかでも求人媒体を通じた候補者アプローチには多くの反復作業が伴います。担当者は膨大な候補者から要件に合致する人材を一人ずつ見極めます。個別にアプローチを送り、誰にいつ送ったかを記録して重複を防ぎます。この作業を候補者を探し尽くすまで日々繰り返さなければなりません。さらに反応が得られやすい時間帯に合わせ、平日と土日で稼働を変えながら手を動かし続ける必要もあります。
これらの作業の多くはあらかじめ定めた要件に沿って進める定型業務です。しかし工数が大きいうえ、止めれば採用活動そのものが停滞します。そのため削減が難しいという課題がありました。結果として本来最も注力すべき判断業務——どのような人材を採用すべきか、どの候補者を選考に進めるべきか——に担当者は十分な時間を割けずにいました。
「AI」を掲げる企業は数多く存在します。一方でAIエージェントを自社の基幹業務に実装し日々の運用に溶け込ませている企業はまだ多くありません。当社はこの課題に対し、外部への提供に先立ってまず自社の採用現場でAIエージェントによる自動化を実践しました。

本AIエージェント(AI社員)が担う役割
本AIエージェント(AI社員)は、採用担当者が行っていた候補者アプローチ業務を3つの役割として代替・遂行します。
① 要件定義に基づく候補者の抽出
採用担当者が定義した要件(年齢・エリア・職種経験など)を解釈し、求人媒体上から条件に合致する候補者を自動で抽出します。人が一件ずつ探索・判定していた工程を、要件の入力を起点に自動化します。
② アプローチの実行と履歴管理
抽出した候補者に対し適切なペースでアプローチを順次実行します。「いつ・どのような属性の候補者に送ったか」は自動でデータベースに記録し、重複アプローチを防止します。平日と土日で時間帯を分けたスケジュール実行により、稼働の平準化まで担います。
③ 進捗の可視化と通知
処理の進捗と完了状況を担当者へのメンション付きでSlackへリアルタイムに通知します。人が実行状況を監視する必要をなくし、AI社員の稼働状態を常時可視化します。
これら3つの役割をAI社員が一気通貫で担います。これにより採用担当者は人にしか行えない判断業務に専念できます。定型業務に費やしていた工数は大幅に削減され、判断業務への集中が可能になりました。
今後の展開
当社は本取り組みで得た「AIエージェントを実業務に溶け込ませる」実装知を、採用に限らず社内の各業務へ横展開していきます。さらに、この自社実践で培ったノウハウを、AIネイティブカンパニーとして顧客企業のオペレーション自動化支援へと還元してまいります。
「AIを語る会社」ではなく「AIを自社業務で回している会社」として——PERVAは自らの現場でAIエージェントを実装し、人が判断に集中できる組織のあり方を、これからも実証し続けます。
お問い合わせ
株式会社PERVA ITカンパニー
お問い合わせフォーム:https://perva.co.jp/contact/